苦しみの神秘の五つの黙想は、伝統的に四旬節の火曜日、金曜日、日曜日に祈られます。
父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。
わたしは神を信じます。
全能の父、
天と地の創造主を。
また、そのひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、
おとめマリアから生まれ、
ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、
十字架につけられて死に、葬られ、
陰府に下り、
三日目に死者のうちから復活し、
天に昇り、
全能の父である神の右の座に着いておられます。
そこから、生者と死者を裁くために来られます。
わたしは聖霊を信じます。
聖なる普遍の教会、
聖徒の交わり、
罪のゆるし、
からだの復活、
永遠のいのちを信じます。
アーメン。
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
み心が天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも、自分に罪を犯した人を
ゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
アーメン
アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎えるときも、お祈りください。
アーメン。
栄光は、父と子と聖霊に。
初めにあったように、今もいつも、
世々に限りなく。
アーメン。
苦しみの神秘 第1の黙想:ゲツセマネの園での苦悶

聖書: それからイエスは弟子たちと一緒にゲツセマネという所に行き、彼らに言われた。「わたしが向こうへ行って祈っている間、ここに座っていなさい。」そして、ペトロとゼベダイの二人の子を伴われたが、悲しみと苦悶を覚え始められた。そのとき、彼らに言われた。「わたしの魂は死ぬほど悲しい。ここにとどまり、わたしと共に目を覚ましていなさい。」少し先に進み、ひれ伏して祈られた。「わたしの父よ、もしできることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの望むようにではなく、あなたの望まれるようにしてください。」弟子たちのところに戻ると、彼らが眠っているのを御覧になり、ペトロに言われた。「あなたがたは、一時間もわたしと共に目を覚ましていられなかったのか。誘惑に陥らないよう、目を覚まして祈っていなさい。心は熱していても、肉体は弱い。」再び離れて行き、二度目に祈られた。「わたしの父よ、わたしが飲まなければこの杯が過ぎ去らないのでしたら、み旨が行われますように。」また戻って来ると、彼らは眠っていた。まぶたが重くなっていたのである。そこで、また彼らを残して離れて行き、三度目も同じ言葉で祈られた。それから弟子たちのところに来て言われた。「まだ眠って休んでいるのか。見なさい、時が迫り、人の子は罪人たちの手に渡される。立ちなさい。行こう。見なさい、わたしを裏切る者が近づいて来た。」(マタイ 26:36-46)
主の祈り。.. 10 回のアヴェ・マリアの祈り 栄唱…
ファティマの祈り:わたしのイエスよ、わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちを地獄の火から救い、すべての魂、とりわけあなたのいつくしみを最も必要としている魂を天国にお導きください。
苦しみの神秘 第2の黙想:柱につながれて受ける鞭打ち

聖書: そこでピラトはイエスを引き取り、鞭で打たせた。兵士たちは茨で冠を編んでその頭にかぶせ、紫の衣を着せた。そして近寄って来ては、「ユダヤ人の王、万歳」と言い、平手で打った。ピラトは再び外に出て、人々に言った。「見なさい。あの男をあなたたちの前に連れて来る。わたしがこの男に何の罪も見いだせないことを、あなたたちに分かってもらうためだ。」イエスは茨の冠と紫の衣を身に着けて出て来られた。ピラトは人々に言った。「見よ、この人だ。」祭司長たちと下役たちはイエスを見ると、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫んだ。ピラトは彼らに言った。「あなたたちが引き取って、十字架につけるがよい。わたしはこの男に何の罪も見いだせない。」ユダヤ人たちは答えた。「わたしたちには律法があります。その律法によれば、この男は死罪に当たります。自分を神の子としたからです。」(ヨハネ 19:1-7)
主の祈り。.. 10 回のアヴェ・マリアの祈り 栄唱…
ファティマの祈り:わたしのイエスよ、わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちを地獄の火から救い、すべての魂、とりわけあなたのいつくしみを最も必要としている魂を天国にお導きください。
苦しみの神秘 第3の黙想:茨の冠をかぶせられる

聖書: それから総督の兵士たちはイエスを総督官邸に連れて行き、部隊の全員をその前に集めた。そしてイエスの衣を脱がせ、赤い外套を着せ、茨で冠を編んで頭にかぶせ、右手に葦の棒を持たせた。そして、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳」と言ってあざけった。また、唾を吐きかけ、葦の棒を取り上げて頭をたたいた。あざけった後、その外套を脱がせて元の衣を着せ、十字架につけるために引いて行った。(マタイ 27:27-31)
主の祈り。.. 10 回のアヴェ・マリアの祈り 栄唱…
ファティマの祈り:わたしのイエスよ、わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちを地獄の火から救い、すべての魂、とりわけあなたのいつくしみを最も必要としている魂を天国にお導きください。
苦しみの神秘 第4の黙想:十字架を担う

聖書: あざけった後、その外套を脱がせて元の衣を着せ、十字架につけるために引いて行った。一行は出て行く途中、シモンというキレネ人に出会い、無理にイエスの十字架を担がせた。そして、ゴルゴタ(「されこうべの場所」という意味)という所に来ると、苦い胆汁を混ぜたぶどう酒をイエスに飲ませようとした。しかし、イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。(マタイ 27:31-34)
主の祈り。.. 10 回のアヴェ・マリアの祈り 栄唱…
ファティマの祈り:わたしのイエスよ、わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちを地獄の火から救い、すべての魂、とりわけあなたのいつくしみを最も必要としている魂を天国にお導きください。
苦しみの神秘 第5の黙想:十字架につけられて死を迎える

聖書: そこで彼らはイエスを十字架につけた。また、ほかの二人もイエスと共に十字架につけ、一人をこちら側に、もう一人を向こう側に、イエスを真ん中にした。ピラトは罪状書きも書いて、十字架に掲げさせた。そこには、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。イエスが十字架につけられた場所は都に近かったので、多くのユダヤ人がこの罪状書きを読んだ。それはヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書かれていた。そこで、ユダヤ人の祭司長たちはピラトに言った。「『ユダヤ人の王』と書かずに、『この男は、わたしはユダヤ人の王だと言った』と書いてください。」ピラトは答えた。「わたしが書いたものは、書いたままにしておけ。」
兵士たちはイエスを十字架につけると、その衣を取り、四つに分けて、それぞれ一人分ずつとした。また、下着も取った。その下着には縫い目がなく、上から下まで一枚に織られていた。そこで、彼らは互いに言った。「これは裂かずに、だれのものになるか、くじで決めよう。」これは、聖書の言葉が実現するためであった。
「彼らはわたしの衣を分け合い、わたしの服をくじ引きにした。」
兵士たちはこのとおりにした。さて、イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアが立っていた。イエスは、母と、そのそばに立つ愛する弟子を御覧になると、母に言われた。「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です。」それから、その弟子に言われた。「御覧なさい。あなたの母です。」その時から、この弟子はイエスの母を自分の家に迎えた。
この後、イエスは、今やすべてが成し遂げられたことを知り、(聖書の言葉が実現するために)「渇く」と言われた。そこには、酸いぶどう酒の満ちた器が置いてあった。人々は、そのぶどう酒をいっぱいに含ませた海綿をヒソプにつけ、イエスの口もとに差し出した。イエスはそのぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言われ、頭を垂れて息を引き取られた。(ヨハネ 19:18-30).
主の祈り。.. 10 回のアヴェ・マリアの祈り 栄唱…
ファティマの祈り:わたしのイエスよ、わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちを地獄の火から救い、すべての魂、とりわけあなたのいつくしみを最も必要としている魂を天国にお導きください。
元后、いつくしみの母よ、
わたしたちのいのち、喜び、希望。
追放されたエバの哀れな子であるわたしたちは、あなたに叫び求めます。
涙の谷で嘆き、泣きながら、
あなたにため息をささげます。
この上なく恵み深い取り次ぎ手よ、どうか、
いつくしみのまなざしをわたしたちに向けてください。
そして、この追放の生活が終わったのち、
あなたの胎の祝福された実、イエスをお示しください。
寛大で、愛深く、優しいおとめマリアよ。
V. 神の母聖マリア、わたしたちのためにお祈りください。
R. わたしたちがキリストの約束にふさわしい者となれますように。
祈りましょう:
神よ、あなたのひとり子は、その生涯と死と復活によって、わたしたちのために永遠のいのちの報いをかち取ってくださいました。お願い申し上げます。おとめ聖マリアのいとも聖なるロザリオのこれらの神秘を黙想することによって、そこに示されていることに倣い、約束されているものを得ることができますように。同じくわたしたちの主キリストによって。アーメン。
主よ、お願い申し上げます。わたしたちの心にあなたの恵みを注いでください。天使のお告げによって御子キリストの受肉を知ったわたしたちが、その受難と十字架を通して、復活の栄光へと導かれますように。同じくわたしたちの主キリストによって。アーメン。
大天使聖ミカエル、
戦いにおいてわたしたちをお守りください。
悪魔の邪悪なたくらみとわなから、わたしたちを守ってください。
神が悪魔をとがめてくださるよう、へりくだって祈ります。
そして、あなたは、
天の軍勢の長として、
神の力によって、
サタンと、
すべての悪霊を地獄に追い落としてください。
彼らは世をさまよい、
人々の魂を滅ぼそうとしています。アーメン。
聖母マリアの夫、イエスの養父、全教会の保護者である聖ヨセフへのこの祈りは、教皇レオ十三世が1889年の回勅Quamquam Pluriesの中で作成したものです。教皇は、特にロザリオにささげられた10月に、ロザリオの最後にこの祈りを加えるよう求めました。この祈りには部分免償が付与されており(『免償便覧』、付与規定19)、通常の「元后あわれみの母」(サルヴェ・レジナ)と結びの祈りの後に唱えることができます。また、聖母を敬う他の信心の結びとして用いることもできます。(www.usccb.orgより)
幸いな聖ヨセフよ、
わたしたちは苦難の中であなたのもとに来ます。
あなたのいとも聖なる妻の助けを願い求めたわたしたちは、
信頼をもって、あなたのご保護をも願い求めます。
無原罪の神の母おとめマリアと
あなたを結んだ愛によって、
また、幼子イエスを抱きしめた
父としての愛によって、
イエス・キリストが御血によってあがなわれたご自分の民を、
慈しみ深く顧みてくださるよう、へりくだって願います。
あなたの力と強さによって、困窮するわたしたちをお助けください。
聖家族を絶えず見守る守護者よ、
イエス・キリストに選ばれた子らをお守りください。
愛に満ちた父よ、わたしたちから、
あらゆる誤りの広がりと、人を堕落させる影響を退けてください。
わたしたちの力強い保護者よ、慈しみをもって、
闇の勢力と戦うわたしたちを、
天からお助けください。
かつて幼子イエスを命の危険から救ったように、
今、神の聖なる教会を、
敵のわなとあらゆる逆境からお守りください。
また、絶えざるご保護によって、わたしたち一人ひとりをお守りください。
あなたの模範と助けに支えられて、
わたしたちが信心深く生き、聖なるうちに死を迎え、
天で永遠の幸せを得ることができますように。
アーメン。
以下の二つの祈りは、コロナウイルスの世界的大流行のさなか、2020年に教皇フランシスコがささげたものです。二つ目の祈りは、病気、悲しみ、先行きの不確かさ、その他の苦難に苦しむ世界中の人々のために、より広く祈ることができるよう、ここではわずかに手を加えています。
マリアよ、
あなたは救いと希望のしるしとして
わたしたちの歩みを絶えず照らしてくださいます。
病人のいやしであるあなたに、わたしたちは身を委ねます。
あなたは十字架のもとで、
イエスの苦しみに結ばれ、
信仰を貫かれました。
「ローマの民の保護者」であるあなたは、
わたしたちに必要なものをご存じです。
あなたがそれを備えてくださると、わたしたちは信じています。
ガリラヤのカナでのように、
この試練の時の後に、
喜びと祝いが再び訪れますように。
神の愛の母よ、わたしたちを助け、
御父のみ心に自らを合わせ、
イエスが言われることを行うことができるようにしてください。
イエスはわたしたちの苦しみをご自分の身に引き受け、
わたしたちの悲しみを背負ってくださいました。
十字架を通して、わたしたちを
復活の喜びへと導くためです。
アーメン。
わたしたちはあなたのご保護のもとに逃れます。
聖なる神の母よ、
困難のうちにあるわたしたちの
願いを退けず、
いつもわたしたちをお救いください。
あらゆる危険から、
栄光に満ちた、幸いなおとめよ。
「聖なる神の母よ、わたしたちはあなたのご保護のもとに逃れます」。
全世界が苦しみと不安に襲われている今の悲惨な状況の中で、神の母、わたしたちの母であるあなたのもとに、わたしたちは逃れ、ご保護のうちに避けどころを求めます。
おとめマリアよ、この世の苦しみと病のただ中にいるわたしたちに、慈しみのまなざしを向けてください。愛する人を亡くして悲嘆に暮れ、時にはその葬り方によっても深く心を痛めている人々をお慰めください。病気の愛する人を案じながら、感染の拡大を防ぐためにそばにいることのできない人々に寄り添ってください。先行きの不確かさや、経済と雇用への影響に心を悩ませている人々を、希望で満たしてください。
神の母、わたしたちの母よ、この大きな苦しみが終わり、希望と平和の光が再び差すよう、慈しみの父である神に、わたしたちのためにお祈りください。カナでなさったように、神である御子に願い求め、病者の家族と犠牲になった人々の家族が慰められ、その心が信頼とより頼む思いへと開かれるようにしてください。
病と人間の苦しみの最前線で、他の人々を救うために命を危険にさらしている医師、看護師、医療従事者、ボランティアをお守りください。その勇敢な尽力を支え、力と寛大さを与え、これからも健康でいられるようにしてください。
昼も夜も病者を支える人々に、また、司牧的な配慮と福音への忠実さをもって、すべての人を助け、支えようと努める司祭たちに寄り添ってください。
幸いなおとめよ、科学研究に携わる男女の知性を照らし、病を予防し、克服するための効果的な解決策を見いだせるようにしてください。
国々の指導者を支えてください。知恵と思いやりと寛大さをもって、生活に欠かせないものさえ持たない人々を助け、先を見通す視野と連帯に基づいて、社会的・経済的な解決策を考え出すことができますように。
いと聖なるマリアよ、わたしたちの良心を揺り動かしてください。兵器の開発と備蓄に投じられている莫大な資金が、その代わりに、同じような悲劇が将来起こるのを防ぐ方法についての実効性ある研究を推進するために使われますように。
愛する母よ、わたしたちが皆、一つの大きな家族の一員であることを悟り、わたしたちを結ぶきずなを認めることができるよう、お助けください。兄弟愛と連帯の精神をもって、貧困や困窮にあえぐ数えきれないほどの状況を和らげるために力を尽くすことができますように。信仰において強く、奉仕において忍耐強く、祈りにおいて揺るぎない者としてください。
苦しむ人の慰めであるマリアよ、苦難の中にいるあなたの子らを皆、抱きしめてください。神が全能の手を差し伸べ、わたしたちの世界に重くのしかかる多くの苦難からわたしたちを解き放ち、平和と希望のうちにいのちが新たにされるよう、お祈りください。
わたしたちの旅路に、救いと希望のしるしとして輝くあなたに、わたしたち自身を委ねます。寛大で、愛に満ちた、優しいおとめマリアよ。アーメン。
聖書の引用は『改訂標準訳聖書 カトリック版』によります。著作権 © 1965, 1966 米国キリスト教会協議会キリスト教教育部門。許可を得て使用しています。無断転載を禁じます。著作権情報をご覧ください。
