ここから本書の第2部に入ります。この部では、聖イグナチオが示した30日間の黙想の形式に沿った、手引き付きの黙想を紹介します。これらの黙想は、日々の黙想を教会の一年の歩みに結び合わせられるよう、それぞれに対応する典礼季節に用いることができるように配列されています。そのために、各黙想をいつ用いるとよいか、おおよその目安を以下に示します。
基礎となる黙想:本書を使い始める時期がいつであっても、まず、この最初の12の黙想から始めてください。これらは『霊操』の「第一週」に基づいています。これらの黙想を始めるのに最も適した時期は10月です。そうすれば、10月と11月をかけて、この「基礎となる黙想」と、七つの大罪および十戒についての二つの良心の糾明に、祈りのうちにじっくりと取り組むことができます。ただし、一年のほかの時期に本書を使い始める場合も、必ずこの「基礎となる黙想」から始めてください。この一連の黙想を終え、十分に良心を糾明して総告解をしたら、その時点の典礼暦に合わせて進むことができます。
待降節の黙想:この六つの黙想は、待降節に用いてください。これらは『霊操』の第二週の前半に基づいています。また、聖時間の中で毎週の良心の糾明を行う際には、「良心の糾明:信仰・希望・愛」を使い始めてください。折に触れて、七つの大罪や十戒についての糾明に戻ってもよいでしょう。しかし、信仰・希望・愛の不完全さに焦点を当てた糾明は、ごく小さな罪や霊的な不完全ささえも、少しずつ取り除いていく助けとなります。
降誕節の黙想:この六つの黙想は、主の洗礼の祝日まで、降誕節を通して用います。これらは『霊操』の第二週の黙想の後半に基づいています。
年間の黙想: 1月半ば、主の洗礼の祝日の直後に降誕節が終わったら、この17の黙想を始め、四旬節の始まりまで続けて用いてください。四旬節の始まる日は毎年異なるため、四旬節前にこの部分から用いる黙想の数は、その期間の長さに応じたものになります。この17の黙想のうちのいくつかを主の洗礼から四旬節までの間に用い、残りは復活節が終わってから用いてください。
四旬節の黙想:この16の黙想は、灰の水曜日から聖土曜日まで用います。これらは『霊操』の第三週に基づいています。
復活節の黙想:この12の黙想は、復活の主日から聖霊降臨の主日が終わるまで用います。これらは『霊操』の第四週に基づいています。復活節が終わったら、「年間の黙想」に戻り、17の黙想をすべて終えるまで続けてください。
